第3話 愛し愛されることを諦めました…

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はじめから愛されていなかった?

結婚後に、実は婚約期間中から浮気をしていたことが発覚。

その後も、職場の同僚やそういうお店の人と…とか…。

ネットで浮気相手募集していたり。

そのことを隠しもしませんでした。
むしろ、バレてせいせいした、早く出て行けと言わんばかり。

挙げ句の果てには
「俺は妻だと思ってないし、妻を名乗るな。俺は夫を名乗らない」
とまで言われました。

 

よくよく考えてみれば、
私、愛してると言われたことない、この人から。

結婚したけど
「結婚しよう」とも言われていない。

この人(旦那)、私を愛していないんだと気付きました。

 

6年半ずっと一緒にいても。
『相手にとって好ましくないプレゼント』の私は、
愛されていなかった。

 

満たされない私の体重は…

失望した私は、更に浪費に走りました。
いくら手に入れても、満たされない。

自分のご褒美であった数々も、
自分を傷つけるものに変わっていました。

 

心身ともにボロボロ…。

体重は、どんどん増えていく。

 

この頃、年間の医療費は、
外来通院だけなのに、30万円を超える年もありました。

 

懇意にしていた医師からは、真剣な顔で

 

「痩せないとこのままいったら死ぬよ?」

愛し愛されることを…諦めました

休みの日は、
ほぼ病院のはしごをしていました。

それでも、食べていないと心が辛い。
食べることで、また自分を苦しめてるのに。

私すら、私を愛していないのに、
他の人から愛されるわけがない。

自分自身も、相手を愛していなかった。

ずっと一緒にいた人でさえ、
愛してくれることはなかったのだから、
もう誰にも愛されることはない。

 

一生、独りで生きていくんだ。
誰からも愛されることもなく。

愛し愛されることを…諦めました。

朝目覚めた瞬間に、絶望する日々でした。

さおり

 

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